和名 | チャイロスズメバチ |
学名 | Vespa dybowskii Andre’ 1884 |
英名 | Brown hornet |
分類 | ハチ目 スズメバチ科 スズメバチ属 |
分布 | 北海道、本州 |
生活史
11~5月 越冬
5月~7月 単独営巣期
7月~9月 共同営巣期
9月~10月 雄・新女王の羽化期
羽化した女王蜂がキイロスズメバチやモンスズメバチなどの巣に単独で入り込み、巣を乗っ取ることで知られている社会寄生性のスズメバチです。北海道から本州中部までとされていますが、個体数が少なく、生息地も限られていると思われます。
形態
体長 女王蜂 約30mm、働き蜂 17~24mm
他のスズメバチに比べて、頭、胸、が赤茶色、お腹がこげ茶色をしているため、比較しやすい種です。
攻撃性
攻撃性はかなり強く、警告を無視すると、群れをなして地上付近を飛び回ります。このような場合は速やかにその場を離れましょう。
習性
営巣
女王蜂が他のスズメバチの巣に寄生し乗っ取るため、巣の形状は多種多様です。場所も閉鎖的な空間から開放的な場所まで様々です。巣の大きさにかなりのばらつきがあり、小さいものでは30匹程度のコロニーに対して、大きい巣では700匹近くの働き蜂がいる場合もあります。
北海道から本州中部までとされていますが、個体数が少なく、生息地も限られています。
食性
バッタなど様々な昆虫と捕らえ、花の蜜や樹液も好んで食べます。