和名 | ツマアカスズメバチ |
学名 | Vespa velutina アジア原産 体色により13亜種分類 |
英名 | Yellow-legged hornet Asian black hornet |
分類 | ハチ目 スズメバチ科 スズメバチ属 |
分布 | 対馬島(帰化) |
特定外来生物
対馬島で2012年に発見された特定外来生物です。ツマアカスズメバチは高い繁殖力と分布拡大能力を持ち、一旦定着すると根絶することが困難となるため、環境省によりモニタリング及び防除を推進されています。
2003年には韓国で、2004年にフランスでも帰化しており、園芸・木材の物資に紛れて持ち込まれたと考えられています。対馬でも港付近で見つかっていることから、船の物資に紛れ込んだ可能性が高いとみられています。
ツマアカスズメバチを見つけたら?
スズメバチの巣を駆除した際にツマアカスズメバチと思われるものが捕獲された場合は管轄区域の環境省地方環境事務所にご連絡下さい。
形態
女王30mm、働きバチ20mm、雄バチは24mm。体は全体的に黒っぽく細長いです。足先は黄色で、腹部の先端が赤褐色であることが特徴です。
下記、福岡県ホームページより、ツマアカスズメバチ識別シートが公開されています。
ツマアカスズメバチの見分け方 参考ページ
攻撃性
大変攻撃的で、一度刺激を与えると執拗に追跡してくることがあります。
習性
営巣
茂み、低木、土中に営巣し、働きバチが増え狭さを感じると、5~30mほどの高木樹枝などへ引越しします。高所へ引越してしまうと駆除に非常に手間がかかるため、この引越し前に駆除するのが理想的です。またツマアカスズメバチは敏感なため、高所への引越し後でも、危険を感じると巣を捨て再度引越しすることがあります。
働きバチが1,000を超える大型の巣が多く、キイロスズメバチの1.5~2倍の繁殖能力を持つようです。巣の外観はキイロスズメバチやコガタスズメバチとよく似た球状をしています。
食性
様々な昆虫を食べ、飛翔しているハエ・アブ、ミツバチ、トンボをよく捕らえます。